Machidoki Vol.31
松下 昌代 朝霞市長

ぬくもりとにぎわい
朝霞で叶う ゆとりの暮らし
東京都からたった数キロ。
ベッドタウンとして人気の朝霞市。
都心へのアクセスは都内の23区外とそう変わらない。
それでいて武蔵野の面影を残す自然が息づき
里山を思わせる川の流れが道行く人を癒す。
もちろん都会らしい、暮らしやすさも備える。
職場が都心にありながら、東京ではなく、
朝霞に住む選択をした市民はきっと少なくない。
そんな人たちはきっと感じている。
わずかな距離と引き換えに手に入る
生活のゆとりが思いのほか大きいことに。
人と人とのつながりを大切に
住み続けたいと思えるまちづくりを
2025年3月に朝霞市初の女性市長に就任した松下昌代市長。
「市民の声を聴く」を信条に、寄り添う行政をめざして歩み始めた。
子育て、にぎわい、そして人のあたたかさ――。
松下市長が語る朝霞の魅力とは。
- 初めてづくしの半年、責任の重さと向き合う
市長に就任したその日からの毎日は、初めての連続でした。半年ほど経過した今も、市長の持つ権限の大きさや重さに身の引き締まる思いでいます。プレッシャーに押しつぶされることがないのは、市民の皆さんが温かく見守ってくださっているからです。「しっかり休んで」と期待してます」と声をかけていただくたびに、背筋が伸びます。その支えと期待に応えられるように、市長としての責任をしっかりと果たしていきたいと思っています。
- 市民の声に、耳を傾けて
市議会議員のころから変わらず、私が大切にしている信条が「市民の皆さんの声を聴くこと」です。なかなか届きにくい、声にならない声にも耳を傾け、それをしっかりと行政に届ける。より便利で、より暮らしやすく、より魅力ある朝霞市の実現に貢献する。そんな思いとともに、議員として活動してきました。市長に就任した今も、聴く姿勢は何よりも大切にしています。
話を聴くときに心がけているのが、「勝手な解釈をしない」こと。
相談したい意見を伝えたりすることは、誰にとっても勇気を必要とする行動です。一つひとつの言葉や思いを丁寧に受け止め、真意を確かめながら、一緒に解決の糸口を探していくことを意識しています。
2025年11月からは「市長タウンミーティング」を開催しています。これは、行政から何かを伝えるための場ではなく、市民の皆さんと顔を合わせ、率直に意見を交わすための場として、今年度も定期的に開催予定です。声を上げることが難しい方にも、安心して思いを話していただけるような時間にしていきたいと思っています。
市長に就任してから、次々と遠い存在になったと言われることもありますが、正直なところ少し戸惑っています。役職は変わりましたが、人との距離まで変えたつもりはありません。人と人とのつながりは私の政治家としての軸です。誰からも気軽に声をかけられる、そんな近さや親しみを感じてもらえる市長でありたいと思っています。
- 孤独な育児をなくしたい
私は愛知県名古屋市の出身です。長男を妊娠中に、夫の故郷である朝霞市へ転居しました。健在であれば子育てを手助けしてくれたはずの義母が出産前に他界してしまい、身近に頼れる人がいない状況で子育てがスタートしました。
孤独を感じることもありました。そんなとき相談に乗り、励ましてくれたのが義母の友人たちです。子どもの発育に不安を抱えていたときも、「大丈夫、大丈夫」「気にしなくていいよ」と声をかけてくれて。一つひとつの言葉が、何もわからない中での大きな支えになりました。
朝霞市は子どもの数が多く、転入や転出も多いまちです。中にはかつての私と同じように、心細い思いを抱えながら子育てをされている方もいるでしょう。ですが、朝霞には子育て世代が集まる場を運営する市民団体やサークル、NPO法人がいくつもあります。同じような立場の人同士が自然につながれる場が豊富にあることは、このまちの大きな強みです。行政としても、そうした活動のサポートはもちろん、気軽に参加できるような働きかけもしていきたいと考えています。
- 季節ごとのイベントと、官民連携が生むにぎわい
「お祭りが盛んなまちはUターンやIターンが多い」。
2025年10月の全国都市問題会議の基調講演で聞いたその言葉が、強く印象に残っています。
思えば朝霞市も、春は黒目川花まつり、夏は彩夏祭、秋はASAKA STREET TERRACE(アサカストリートテラス)など、多くの市民が参加する四季折々の催しが、まちに活気をもたらしています。市役所南側から延びるシンボルロード(市道8号線)では、民間の方々が主体のイベントやマルシェが定期的に開かれ、週末は多くの人たちで賑わっています。
朝霞駅南口周辺エリアでは、地域住民や組織を、行政による「あるかエリアデザイン会議」という官民連携組織が、まちの魅力を高めるさまざまな取り組みを進めています。
朝霞を彩る多様なお祭りやイベントを守り、育てていく。市民と行政が手を取り合いながら、朝霞の未来をともに描いていく。「また戻ってきたい」「住み続けたい」と思ってもらえるまちを実現するには、これらの輪を広げて、まちづくりを進めていくことが大切だと考えています。
- 人と人のつながりが、まちの強み人と人のつながりが、まちの強み
AIやDXが急速に進化し、今は人と人が直接関わらなくても物事を進められる時代です。とはいえ、私はやはり人と人とのつながり、Face to Faceを大事にしたいと思っています。子育てのときもそうでしたが、今日までずっと、私は朝霞の人たちのあたたかさや優しさに助けられてきました。
他の市町村との比較はできませんが、朝霞の人たちは自然に気配りができる方が多いとあらためて感じています。ぐいぐいと踏み込んでくるのではなく、お互いに緩やかに気をかけ合うような、ちょうどいい距離感です。先にも述べましたが、そうしたつながりを育み、深める場が多くあることが、朝霞の強みでしょう。それを支え、応援していくのが市の役割だと認識しています。
朝霞市は都心から約20㎞圏内に位置し、東武東上線の朝霞駅は池袋まで最短16分という近さ。その朝霞台駅はJR武蔵野線の北朝霞駅とも接続する交通の要所です。交通の利便性に優れる一方で、黒目川や武蔵野の自然など、水と緑に恵まれている点も朝霞のよさです。
利便性と自然、そして人のあたたかさ。この3つがバランスよく備えた朝霞市は、暮らしやすさと安心が両立するまちです。住み替えを考える際は、ぜひ朝霞を転居先の候補に加えてください。
プロフィール
松下 昌代 Matsushita Masayo
愛知県名古屋市出身。愛知県立大学卒業後、大手損害保険会社勤務を経て専業主婦に。2011年に朝霞市議会議員に初当選し、2期務める。2023年、明治大学公共政策大学院を修了。翌2024年に 埼玉県議会議員に初当選。任期途中の2025年、朝霞市長選に出馬し、当選。同市初の女性市長に。朝霞市在住23年。


